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『Takamasa Sekita』
金属をベースに家具から住居や店舗の内装までを手がける関田孝将氏は立川の石田倉庫にある工房を拠点に製作活動をしている。
古い倉庫が20数年前からアトリエとして開放されていて、その倉庫の1室をシェアする4人の中の1人が関田氏である。
 
関田氏はモノ作りを志して、その技術習得のために武蔵野美術大学の工芸工業デザイン学科の金属専攻で伝統的な金属加工技術を学ぶ。 室内空間に関わるモノを作るため、インテリア、木工、金属のうち、実際に製造する側であり、且つ未知の領域であった金属を選んだ。木工と違い身近ではなく、材料や製法など全く想像もつかない金属が自分の目指す方面でのカギとなり、またそれをマスターすることでなんとかやっていけるのではないかと考えていた。
 
卒業後は友人と借りた工房でアクセサリー等を作り、その傍ら、というよりは専ら店舗内装のアルバイトをして生計を立ててていた。この店舗内装の経験を通じて自分の方向性を再確認する。
椅子
2004年に手狭だったそれまでの工房を離れ現在の立川の石田倉庫へ入居することになり、鍛金による薬缶、ミルクパン、鍋などの製作をはじめる。
 
店舗もなく売り方もわからない関田氏は、まずは顧客となるべき人との接点を求めて青森で開催されたクラフトフェアに参加したところ、出品したモノのいくつかが売れ、なんとなく手応えを感じることができた。
 
引き続き薬缶や鍋などを製作し、翌2005年には初めて開催された石田倉庫のオープンアトリエでの展示、同年末に日本橋三越での展示会など少しずつ人目に触れる機会が増えていった。
三越の展示会で製作物展示用の台を製作したのをきっかけに、それまでは保管場所の問題などから製作に躊躇していた家具作りを開始した。2006年の石田倉庫のオープンアトリエでいくつかの家具をお披露目したところ、手応えを感じたし、何よりも作っていって楽しかった、と関田氏。その後家具作りに本格的に取り組み、様々な種類を製作して参加した2007年の松本クラフトフェアでは、いくつかの受注に結びついた。
 
それらと平行して店舗内装や塗装のアルバイト、下請けでの店舗什器や劇団の舞台小道具やCM撮影用小道具の製作などをしながら幅広く技術的な経験を積み、いろいろな人の考えを吸収してきた。そして現在では、テーブル、椅子、脚立、棚、玄関のドア等の室内の小物から内装、塗装まで幅広くこなす。今後の課題はもっとクオリティーをあげていくことであると考えている。
鍛金による薬缶 鍛金による鍋
左:鍛金による鍋の仕上げ後、右:仕上げ前 [上:左]2004年頃より作り始めた鍛金による薬缶。
 
[上:右]鍛金によるミルクパン。それぞれの鍋ごとに形が異なる取っ手、鍋との接合部の金具にいたるまで個性がる。
 
[下:左]左側が仕上がったもの、右側が仕上げ前のミルクパン。
関田氏がつくりたいのは、機械で大量生産されるようなものが"カタイ"モノであるとすれば、手で作るからこそ"やわらかい"モノである。
 
機械による量産品は同じ形のものを大量に作り、出来上がりはみな同じモノに仕上がる。そこには均一に、大量に、安くに生産できるというよさもあるが、関田氏はきれいな直線やきれいなアールなどの均一な形を"カタク"感じる。一方使い古されたモノには例え量産品でもキズや汚れ、へたりなどでその機械的な均一さがくずれ、親しみやすさや馴染みやすさを感じる。その機械では作れない"やわらかさ"を感じられるようなモノを一つ一つ自らの手で作りたいのである。
例えば関田氏が作るミルクパンは淵がいびつだ。一方機械加工では均整の取れたカタチに仕上がるだろう。けれどもミルクパンというのはミルクが入り、注ぎ口があり、持ち手があればよいのであって、均整の取れたキレイで同じカタチである必要はない。それならば自分の好きな"やわらかさ"のある仕上がりにして、一つ一つ個性のあるモノを作り、それを喜んでくれる人に使ってもらえればいいじゃないか、というのが関田氏の考え方でありそれを実践している。
その"やわらかさ"のある仕上げの方法の一つとして関田氏はエイジング加工を施す。もともと使い込まれたモノの風合いを好む関田氏は、これまでモノの使い込まれた跡や風合いが加わった姿を見て、研究して、熟知し、家具製作や内装においては鉄や木に関田氏特有のエイジング加工を施し、はじめからそういう風合いに仕上げているのである。
中古家具の様な表情のベンチ 鉄製のドアノブ。扉に合わせ一つ一つ製作している。
[上:左]中古家具の様な表情のベンチ。
 
[上:右]鉄製のドアノブ。扉に合わせ一つ一つ製作している。
 
[下:右]写真はの座面は栗の木。良い木はオイル仕上げで、自然の変化を楽しむのもよい。
栗の木の座面
金属の加工は手で行っても均整に仕上げようと思えば徹底的にそうすることもできるし、むしろ機械より精密に仕上げられる。そして実際そうする人もいるし、彼もそうできるだけの技術はあるのだけれど、あえてそうしないのが彼のやり方であり、好みであり、センスである、と同じ工房の高井氏は言う。
椅子 関田氏は鍋などの雑貨から家具や玄関ドア、そして店舗内装の下請け等、少しずつ自分の作りたいモノ作りを実現している。関田氏のWEBサイトではこれまでの製作物、また立川のアトリエを訪問すればいくつかの現物を見ることもできる。
 
既成のものはなく、使う人や使う場所などの要望に応じて多種多様な家具の製作から家屋や店舗の内装まで手がける関田氏の手仕事と皆さんの眠っているアイデアとで、今まで足りなかった何かを作ってみてはいかがでしょうか。
- November 2006 -
- Takamasa Sekita -
address:東京都立川市富士見町2-32-27 石田倉庫No.3
e-mail:alley-oop@skt-w.net
url:http://www.sekita-w.com/